サブルーチン駅前4時29分集合

プログラミングと散歩と数学に興味のある男のブログです。基本的に知識は浅いです。

末端の魔力

 盲腸線ってありますね。鉄道路線で主要な路線からピロっと短く分岐してる路線のことです。

 

 なんか最近盲腸線っていいなって思うんです。大体空いてるんです。人でギッシリになってる支線って僕的にはあんまイメージ浮かばないです。分岐する駅で乗り換えてガラガラの車内。これだけでなんかエモいじゃないっすか。それに分岐先って幹線沿いの地域よりだいたい寂れてたりちょっと田舎っぽかったりするんですけど、その緩い雰囲気も大好きなんですよね。

 

 なんか異世界に分岐したみたいな雰囲気というか、

「あ、"迷い込んじまった"か…」って感じが好みなんです。

 そんで終点の駅は大体いい感じに栄えてないのがいいです。さて、来たはいいものの…ってなるあのセンチメンタルな感じがすげぇ好きです。なんかそのまま失踪してしまいたくなるような、このままこの町に吸い込まれたらどうなるんだろうとか考えたりしてしまいます。

 

 特に好きなのは西武の「西武園」駅ですね。マジで周りがなんですよね。おいおい、東京にこんなゴリゴリの森あんのかって思います。そんでホームも寂しい感じで非常にいい。エモい気分になりたいときはぜひ。

 

 ただ近くに「西武遊園地」駅があったので超紛らわしかったです。だけど2021年3月ダイヤ改正で「多摩湖」駅に改称されたから安心! …と思いきや旧「遊園地西」駅が「西武園ゆうえんち」になったので結局危険なのは変わらず。というか西武園ゆうえんち駅のほうが西武園駅よりも遠いので間違えたときのダメージがむしろデカくなっている。しかもあの辺は路線網が迷路のように入り組んでいるので迷わないように行くときはご注意を。まあその辺の駅はどこで降りても似たような景色なので盲腸線の終着にこだわらなければ適当に乗って大丈夫です。